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京極堂人物大事典(仮)
京極堂のファンサイトです
柚木陽子
『魍魎』
 芸名は美波絹子。もと女優。
 可愛らしい顔つきだが芝居は下手で、科白も棒読み(木場)
 『続・娘同心/鉄面組血風録』で主演女優が有名になって、出たくない、とだだをこね、急遽起用される(木場)
 「悪党、御用じゃ」と云うのが決まっていて、そこだけ受ける(木場)
 唇の右下に黶[ほくろ]があって、艶めかしい(木場)
 一躍、人気者になる(木場)
 株が急激に上がり、夏目漱石の『三四郎』の映画化で、里見美禰子の役を得るが、突然引退。
 一年後、カストリ雑誌で木場に、小金井町に住んでいることを知られる(木場)
 小柄で華奢な女性(木場)
 加菜子の美しい姉(頼子)
 香水か白粉の粉か、微かな芳香(福本)
 加菜子の輸血の為に血を抜いて蒼い顔(木場)
 美波絹子はあの少しばかり乳臭い声がいいです。演技は大根ですが、作り物みたいな無表情がすかしていていい(榎木津)
 娘の名は柚木加菜子。彼女が十七の時の子と云うことになる(増岡)
 耀弘にしてみれば、可愛い孫を誑かし、卑陋の道に誘う淫婦。如何に健気な振る舞いをされようと気を許すことなどできない。況や柴田家の嫁に取るなど以ての外である(増岡)
 耀弘の目から見るならば、人格性質を問わず財産狙いの髦狗[ハイエナ]にしか見えぬ(増岡)
 母親の名は絹子(増岡)
 母の名を芸名にした(増岡)
 強かなんだか奥床しいのだか解らない。ただ金に執着はないようだ。執着しているとすれば娘――加菜子に執着しているように感じた(増岡)
 
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