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京極堂人物大事典(仮)
京極堂のファンサイトです
安和寅吉
『魍魎』
◆住込みの探偵助手の名目で、榎木津の身の回りの世話をしてくれる青年(榎木津)

『邪魅』
◆榎木津の秘書兼給仕[益田]
◆榎木津の実家の使用人の息子。秘書兼給仕と自称してはいるが、要するに榎木津の身の回りの世話をしている小間使いのようなもの[益田]
◆眉も濃く唇も厚い。おまけに縮れっ毛なので、どうも日本人には見えない。これで色が白くなければ東南亜細亜か印度の人である[益田]
◆(銀色の盆にポットを載せて突っ立っているところを見ると)大正時代の書生のような出で立ち[益田]
◆気が利く[今出川]
◆「おさんどん」[今出川]
◆「あのな寅吉。お前が恩義を感じるべき相手は榎木津の伯父さんであって礼二郎じゃないんだぞ。榎木津家に忠誠を誓うと云うならまだしも、礼二郎なんかに仕えてどうすると云うんだ。え? 己の人生と云うものを真剣に考えろ」[今出川]
◆榎木津が結婚する時は当然、お払い箱[今出川]
◆しおらしい口調は珍しい[益田]
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柚木陽子
『魍魎』
 芸名は美波絹子。もと女優。
 可愛らしい顔つきだが芝居は下手で、科白も棒読み(木場)
 『続・娘同心/鉄面組血風録』で主演女優が有名になって、出たくない、とだだをこね、急遽起用される(木場)
 「悪党、御用じゃ」と云うのが決まっていて、そこだけ受ける(木場)
 唇の右下に黶[ほくろ]があって、艶めかしい(木場)
 一躍、人気者になる(木場)
 株が急激に上がり、夏目漱石の『三四郎』の映画化で、里見美禰子の役を得るが、突然引退。
 一年後、カストリ雑誌で木場に、小金井町に住んでいることを知られる(木場)
 小柄で華奢な女性(木場)
 加菜子の美しい姉(頼子)
 香水か白粉の粉か、微かな芳香(福本)
 加菜子の輸血の為に血を抜いて蒼い顔(木場)
 美波絹子はあの少しばかり乳臭い声がいいです。演技は大根ですが、作り物みたいな無表情がすかしていていい(榎木津)
 娘の名は柚木加菜子。彼女が十七の時の子と云うことになる(増岡)
 耀弘にしてみれば、可愛い孫を誑かし、卑陋の道に誘う淫婦。如何に健気な振る舞いをされようと気を許すことなどできない。況や柴田家の嫁に取るなど以ての外である(増岡)
 耀弘の目から見るならば、人格性質を問わず財産狙いの髦狗[ハイエナ]にしか見えぬ(増岡)
 母親の名は絹子(増岡)
 母の名を芸名にした(増岡)
 強かなんだか奥床しいのだか解らない。ただ金に執着はないようだ。執着しているとすれば娘――加菜子に執着しているように感じた(増岡)
 
柚木加菜子
『魍魎』
 項のあたりの皮膚の細かさ、さらさらと靡く艶やかな髪、伸びやかに善く動く指先(頼子)
 大きくて黒い虹彩に囲まれた瞳は頼子のお気に入り(頼子)
 時として他人を射竦めるように鋭く、吸い込まれてしまいそうになる程深い色を湛えて、しっとりと塗れている瞳(頼子)
 桜色に上気した頬(頼子)
 周囲に仄かな香りが漂っている(頼子)
 自然に悖って生きている(頼子)
 クラスの誰よりも聡明で、気高く、美しい(頼子)
 他の誰とも馴れ合わず、一人違う匂いを発する(頼子)
 出来ぬことなどない(頼子)
 苦しんだり悩んだりすることもない。達観していた(頼子)
 加菜子の前では、男女の区別は疎か教師と生徒の上下関係すら無意味(頼子)
 誰に対しても男の言葉で話す(頼子)
 善く、頼子を夜の散歩に誘った(頼子)
 靭な首筋。波斯猫のような顔。鞄に文学雑誌(頼子)
 大人の貌をして喫茶店に入る(頼子)
 口から出るのは「硝子細工のような綺羅綺羅とした言葉」(頼子)
 「女神」「偉大なる女神」(頼子)
 不良のような娘(楠本君枝)
 変梃な娘(君枝)
 「幾ら成績が良くたって、あんまり酷過ぎる。いったいどう云う家の娘なのかしら。本当に親の顔が見たいもんだわ」(君枝)
 天人すら越えている(頼子)
 夏休みの三度目のkん曜日、頼子と旅に出ようとする。
 頼子と会う前に泣いていたらしい(頼子)
 瀕死の重傷を負う(木場)
 「危ない」「かなりやられている」無事なのは頭だけ」(駅員)
 腕や足が不自然に曲がっている。鼻と口から出血。それ以外は綺麗(木場)
 美しい娘。「知っている娘じゃないか?」(木場)
 大腿骨と上腕骨骨折、脊椎、骨盤の複雑骨折、鎖骨と肋骨も折られているため肺などの損傷の可能性、腹部の内出血が激しい。恐らく内臓が破裂している(蟷螂のような看護婦)
 自殺が似合わない(雨宮)
 その辺のただの娘ではない(木場)
 予告通り、誘拐されたら「神奈川の、いや日本の警察の面子」は丸潰れ。
 日本の富の何分の一かを手中にしていると云う、財界の大物の直系(木場)
 B型 
山嵜孝鷹
『魍魎』
 『近代文藝』の編集長。
 六尺は越えようという大男。白髪をきちんと撫でつけて、大概は笑っている(関口)
 『目眩』に「大層なご執心」(小泉)


『塗仏』
 稀譚舎の『近代文藝』の編集長。巨体。六尺を越えようと云う大男。
 動作が大きく、矢鱈と愛想も良い(関口)。
山辺唯継
『塗仏』
 村上貫一の恩人。故郷は下田。村上に美代子を紹介。昭和二十三年春に死去。
 「優秀な男」「怖い男」(有馬)
 有馬の竹馬の友。親を早くに亡くして独身。兄弟なし(有馬)
 若い頃から内務省の官僚(有馬)
 村上の人生の設計図を引いた男(村上)
 エリート(有馬)
 十三年前警保局の保安課。特別高等警察の拡充に奔走(有馬)
 陸軍と協力関係にあった。
 内務省特務機関に務める。徐福伝説の再調査を計画。
 日本が蓬莱だと信じていた(京極堂)
 陸軍中野学校の前身である武蔵野の帝国陸軍の研究所を、内務省管轄の特務機関と帝国陸軍の共同研究期間としてつくった(美馬坂近代医学研究所)
 反戦主義者。反暴力、反武力を貫いた(中禅寺)
 兎に角殺人や暴力を嫌う人(中禅寺)
 平和主義者、晩年は惨め(中禅寺)
 胸を患って施設で死去。天涯孤独(中禅寺)
 最後まで自分のしたことを悔いていた(中禅寺)
 涙を流して、寂しい淋しいと云い乍ら逝った(中禅寺)
矢野妙子
『絡新婦』
 十九歳。信濃町の地主の娘。品行方正で近所の評判も良い、蔭日向のない娘。
 悪い噂はなかった。
 昭和二十七年五月二日午前十時、母親によって平野祐吉の家の玄関先で遺体として発見される。
 殺害したのは平野祐吉(三十六)。
 生来世話好き。日頃から寡夫である平野の暮し振りを気に懸け、何かと世話を焼いていた。
 目元の涼しい小綺麗な娘(木場)。
 地元でも小町娘と渾名されていた。
保田作治
『塗仏』
 木場の妹、百合子の夫。役場の出納係。見合い結婚をした。
 木場とは似ても似つかぬ(益田)