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京極堂人物大事典(仮)
京極堂のファンサイトです
直山
『魍魎』
◆君枝のふたり目の伴侶 
◆香具師。幾つかの名前を使い分ける如何わしい男。結局はヤクザ者。正業に就いている訳ではない。興行に出るより博打を打っている日の方が多い、そんな男[関口]
◆酒癖が悪かった。頼子にも親らしいことは何もしなかったし、酔うと殴ったりもしたらしい。しかし最初の亭主に比べればそんなことは何でもないことだった。君枝の稼ぎを当てにして、ヒモのように暮らしているかと思えば、ふらっと姿を消して大金を持って帰ることもあった。コンビーフだのチョコレートだのを山のように抱えて戻ることもあった。そう云う時は上機嫌で早く自分の子供が欲しい、などと云ったそうである[関口]
◆頼子とは反りが合わない。頼子は新しい父親が嫌いのようだった[君枝]

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西田新造
『邪魅』
◆出征していない。徴兵検査で弾かれた(結核が理由)。銃後は北陸の方に疎開していた[本人]
◆北陸療養所で人間らしい想い出は何ひとつない。煤けた白壁と喀血の朱色だけしか覚えていない[本人]
◆去年相展(神奈川県内中心のコンクール)に入選[本人・石井]
◆県内では著名な文化人[石井]
◆尋常小学校で石井寛爾と同窓[本人]
◆「どうも世の中のことを能く知らない。自他共に認める世事音痴。法律にも疎い」[本人]
◆法律について何も知らない。知らないから法を守っていると云う意識も破っていると云う意識もない[本人]
◆ただ、この半端に長い人生の中で経験的に学習してきた約束事(ルール)に基づいて善し悪しを判断しているだけ[本人]
◆物を知らないし、家族もいない。顔を合わせる友人も少ない[本人]
◆石井の知っている鎌倉の家は、疎開中に家事で焼けてしまった[本人]
◆終戦後は父の遺した大磯にある別荘に住んで居る。吉田茂邸の傍だから治安も悪くない。景色も綺麗[本人]
◆人生に起伏がない[本人]
◆何も起きないから、却って想像が逞しくなる[本人]
 
二階堂寿美
『魍魎』
 二十五より上。三十三より下。御筥様の道場を仕切っているらしい(鳥口)
 妙に仇っぽい。元は水商売か(鳥口)
 
直山利一
『魍魎』
 楠本君枝の二度目の亭主。博打打ち(兵衛)
 右の頬に傷。眉は薄く鼻筋は通っているが、前歯は二本ない。左手の小指が無いのは戦争が原因ではない。(笹川)
 通り名が萩原(君枝)
 頼子は何度か殴られた(頼子)
 酒臭くて厭な男(頼子)
内藤赳夫
『塗仏』
 乱暴、臆病、甲斐性がない(玉枝)
 「優しい言葉をかけて貰ったことなんか――私は一度もありません」(黒川)
 上野で浮浪者生活していたところを堂島に拾われ、下田の蓮台寺温泉で織作茜を殺害。
 その後、大酒を飲んで酔っ払ったところを太田に補導される。
 職に就いても三日と保たない(玉枝)。昔、御徒町に住んでいた。
 「肝の細い男」「女衒の仁蔵のとこの倅」(駱駝)
 「金蔓攫んで小生意気に医者の学校行ってた」(駱駝)
 「豊島辺りで見習の医者やってたとか云うあの若造」(駱駝)
 五月の終わりに黒川玉枝と大喧嘩をし、
 玉枝が宿直の晩にいなくなって上野で浮浪者生活をしていた。
 玉枝の内縁の夫。紐。
 ろくでもない男(司)。
 意気地がない。すぐ逃げる(司)
 黒川玉枝に非道な応対(益田)
 嫌な男(青木)
 雑司が谷の事件で「一番ハラ肚が立つ役割」を務めた(青木)
 榎木津が怒鳴りつけた男。
 不精髭と血走った眼が印象的な男。
 濁った蛇のような眼。